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羊の目 [本(エンターテイメント)]


羊の目 (文春文庫)

羊の目 (文春文庫)




読まず嫌いだった作家。
何の予備知識もないのに、面倒くさい大人の恋のお話を書く人という先入観が
何のきっかけで生じたかさえ分からないし、そもそもそういうお話を書く人かさえ
定かではありませんでした。

全然違うじゃないですか。本作。

本当の母親に捨てられ、侠客の親父に育てられ、
一寸の迷いもなくその人生を親父に捧げた男の一生を描いた物語。
親父のためにためらいなく人を刺し、当たり前のように死地に飛び込む。
それが男が自分に課した唯一の存在理由。
男の成長と組織の栄枯盛衰も重なりながら物語は進む。
そして男は最後の最後まで、己の生き方に筋を通す。

という、義理人情のお話。

連続ドラマでも、結構壮大な話として成立しそうな本作。
浅草関西はもちろん、ロスまで行ってしまい、
いつの間にやら「Lion」と恐れられ、無敵になってしまう主人公。
それはそれで男として魅力的で熱くなれる。

欲を言えば、
組織の敗北の件、外国行ってからの件、密かな恋の件、帰国後の件も
丁寧な一つの物語として読みたい。ちょっと詰め込み過ぎ感は否めない。

他の作品も読んでみたくなる。

by dg23
タグ:★★★★☆
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